母が進行性核上性麻痺(仮)→大脳皮質基底核変性症(仮)になった

1960年生まれの母が突然難病を発症してからの記録

相続や手続きにおいて、親子間や夫婦間に強大なパワーが持たされすぎている話

じいちゃんが死に、ばあちゃんは介護施設に入ったので、色々と手続きがあるけれど、相続や手続きにおいて、親子間や夫婦間に強大なパワーが持たされすぎていると感じることがよくある。

例えば、車。じいちゃんは前々から、車を孫である私に譲ってくれていて、実質使用者は私だけど、名義はじいちゃんになっていた。

それを私の名義に変えたいというときに、車販売店に相談すると、孫である私よりも息子である父親の名義に変える方が手続きがしやすいとのことで、父親の名義に変えることにした。

 

そして、ばあちゃんの手続き。施設に引っ越す前に入院していた病院でコロナ感染して治ったのだけど、その治療費の補助が県から出るという。そこで本人の書類を役所に取りに行ったのだけど、そこでもやっぱり、本人直筆でなくても、親子間であれば(施設に入っているので)代筆可能というような書類があった。これは孫だったらダメだったのかもしれない。

 

父親は、そのようなゴチャゴチャした書類の手続きが苦手なので私が付き添っているけど、本当に面倒くさい。孫にもっと大きな権限が与えられていたらこんなめんどくさいことをいちいちせずに済んだんではないか。

 

これで父親が難病なり死去なりでいなかったら、どれほどめんどくさいことになっていたんだろう。

 

親子間、異性の夫婦間の繋がりに強大なパワーを持たせて、それ以外を排除したり軽んじたりする制度は、誰のためにもならない。

 

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