母が進行性核上性麻痺(仮)→大脳皮質基底核変性症(仮)になった

1960年生まれの母が突然難病を発症してからの記録

ばあちゃんとゴキブリホイホイ

母は父方の祖父母の家に身を寄せているわけだけど、

夏の間、ばあちゃんの家はいろんな生き物が我が物顔で闊歩している。

まだ人間が夜ごはんを食べてるのに、堂々とキッチンの水滴を飲みに来る。

 

あまりにもひどいので、ゴキブリホイホイを買ってきて1つ仕掛けた。

 

次の帰省時、どれくらい捕れたかなと見ると、なんだか虫が引っぺがされた残骸らしきものがあるのみで、何より重要な、誘引剤(匂い袋)がなくなっている。じいちゃんに聞くと、ばあちゃんが律儀にも虫を引っぺがし捨ててしまった、匂い袋も無意識に捨ててしまったのだろう、とのこと。

ばあちゃんに問いただすと、「そうかね!」というのみ。

これではただ接着剤が置いてあるにすぎない。

 

そういえば、ばあちゃんが独自に組み立てたらしきもう一基のゴキブリホイホイを見かけたけれど、匂い袋が貼り付けてなかった。これもただの接着剤だ。

ばあちゃんはゴキブリホイホイの原理を理解してないみたいだ。

 

大容量パックで買った残りのゴキブリホイホイや添付の匂い袋はどこかと聞いたけれど、ばあちゃんがこれも無意識にどこかへしまい込んでしまったようで、もう誰にも分からない。