母が進行性核上性麻痺(仮)→大脳皮質基底核変性症(仮)になった

1960年生まれの母が突然難病を発症してからの記録

訪問看護と摘便

毎週水曜日の日中、45分程度の訪問看護に来てもらっている。

デイサービスも訪問看護も、一括して、同一の事業所が請け負うシステム。連携もスムーズで、とてもお世話になっている。

 

脈拍や血圧、酸素量、熱を測って、介護上の質問があれば答えてくれるし、例えばスムーズなおむつ替えなどの指導もしてくれる。特に何もすることがないときは、じいちゃんばあちゃんが看護師さんと喋っている。

 

例えば、褥瘡(寝だこ)ができているときや、握ったままの手の中が蒸れて不衛生になってボロボロになっているとき、おりものの状態がおかしいとき、爪を知らない間にどこかにぶつけて内出血しているとき、どうしたらいいか、また、処方薬をかかりつけの医者に頼んだ方がいいかどうか、意見をくれる

参考までに、褥瘡にはオルセノンという塗り薬、手の中には抗真菌剤を、かかりつけの医者から処方してもらっている。

 

以前教えてもらったスムーズなおむつ替えの方法は、すごく役に立っている。

古いおむつを完全に引き抜く前に、母を横向きになるよう転がして、新しいおむつの半分をくるくると巻いて、お尻の横から差し込む

差し込んだら、母を反対側の横向きになるよう転がして、おむつの丸めてある部分を伸ばす

お尻をふいて、古いおむつを引き抜き、新しいおむつにお尻の中心線を合わせ、股にあててテープで留める。

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おむつ替えのときのお尻の水洗いの方法も、教えてもらった

ー手袋をする

ーおむつを外し、お尻の下に敷いたままにする。不安があれば、別のおむつを出してきて、その下に敷く。

ー便などがあればまずトイレットペーパーで拭き取る

ー洗剤などの空き容器にぬるま湯を入れて、おしりを流す。

おしりふきなどを濡らして、それにハンドソープ(泡のものが簡単)をつけて、お尻を洗う

ーぬるま湯でお尻を流す。

ー新しいおしりふきで、水分を拭き取る。

 

便とトイレットペーパーはそのままトイレに流せばいいし、古いおむつや便付きのおむつは、丸めて、さらにその上から新聞紙でくるむと、臭いを抑えられる

 

 

いつも、母がデイサービスから帰ってくるついでに看護師さんも来て、世話をしてくれる。

 

今日はデイサービスで便が出ていなかったということで、看護師さんが「摘便」をしてくれた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%91%98%E4%BE%BF

 

放っておいても出るだろうけど、夜、家族だけで処理するのは大変だろうということでやってくれた。

お尻から指を入れると、便がそこにあることがちゃんと分かるみたい。タイミング良くお腹側を押したりして、便を出す。すごい技術。

健常者が自然に、当たり前のように排便をしているその体の機能ってすごいんだなと実感する。