母が進行性核上性麻痺(仮)→大脳皮質基底核変性症(仮)になった

1960年生まれの母が突然難病を発症してからの記録

痰が絡むことによる音と気管切開について

ついに気管切開に踏み切ることになった。

この処置がいずれ必要になるであろうことは病気が発覚したときに医師から説明を受けていたけど、気管切開という名前からずっとびびっていた。

でも、喉に痰が絡む問題が進行して、今では母が呼吸をするたびに日常的にこのような音がするようになってしまった。

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痰の絡み具合によって、この音が大きい時も小さい時もあるけど、基本的に鳴りっぱなし。本人も苦しそうだし、同居家族も気が狂いそうになる。

事前に医師に説明を受けた通り、頭が後ろに傾いているその角度が以前より明らかに酷くなってしまって、喉も見て分かるくらい、強張って、太くなってしまっている。痰が呑み込めないということと、筋肉の緊張が強くなっているという要因が合わさって、この音がどんどん強くなっているんだと思う。

吸引器も、喉の奥までは差し込めないし(看護師さんが訪問看護で処置してくれるときは、少し奥まで差し込んでくれるけど、素人にはそんなことできない)、吸引器で痰を取ろうとしてもまったく収穫がないときばかり。それどころか、吸引器の管を差し込んだことで母がむせてしまって却って悪化することもある。

そういうこともあって、気管切開に踏み切ることにした。

医師の説明によると、気管切開の処置をすれば、喉の奥の方にある痰などに直接アクセスできるので、詰まっている痰が簡単に取れるようになるかもしれない、とのこと。怖くてびびっていたけど、医師が「そんなに構えなくても大丈夫ですよ」と言ってくれたこともあり、本人もいい加減、呼吸がつらそうで、毎日生き地獄なのではないかと思って、処置を決めた。

これで、本人も呼吸が楽になり、音の問題も解決されるといいけれど、どうなるだろうか。